最愛エアデール「テディ」がくれた犬猫万歳生活。 テディの愛猫ズ「トビー&ゾーイ」と ケリーブルーテリアズ「ルーイ&さくら」と暮らす雑多な日々。
<< November 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
旅行記:お役所仕事って・・・
1ヶ月前に続き、再びニューヨークに足を運ばねばなりませんでした。


前回のマンハッタン入りは友人の結婚式に便乗した形でしたが、アメリカ入国ついでに、永住権(Green Card)に関するある手続きも始めていました。 アメリカ永住権は配偶者が市民だと比較的簡単に取得でき、私自身は7年前に入手済みです。 しかし国外在住の場合、永住権を保持する為には半年毎の入国が必要になります。(以前は1年毎だったようですが、今では半年毎と言われています。)されど、渡世のしがらみの多い暮らしの中で、当面の間、無期限的に半年に1度のペースで家を空けるのは誰にとってもそう容易なことではないと思います。 

入国頻度が1〜2年に1度でいいように再入国許可証(reentry permit)と言うものを取得することが可能ですが、それには「アメリカ国内に居住する意思があるものの正当な理由があって国外に居住している」事実を証明する必要があり、その申請はアメリカ国内滞在時でないと出来ない決まりです。

私の場合は、アメリカ市民である配偶者の仕事の都合で国外に住んでいるという事実関係が十分な証明になり、申請すれば再入国許可証は発行してもらえる立場にいますが、まずはアメリカ国内まで足を運んで申請しなければならないのに代わりはなく、前回入国したついでに申請したというわけです。

しかし、今回はそれで終わりではありませんでした。 過去5年間で2度再入国許可証を申請し発行してもらった時とは違い、今回はバイオメトリック・フィンガー・プリンティング(生体認証指紋採取)と言うものを要求されたのです。 

最近アメリカに旅行したことがある方なら、入国審査で右のようなハイテク器械に指紋を読み取られた経験があるはずですが、同じものです。 永住権を取得した7年前はまだ黒インクべったりの指紋採取法だったため、データベースの一新を図っているのでしょう。(画像はインターネットから拝借)。

それはいいんですが、問題なのは、米国移民帰化局改め国土安全保障省が指紋採取の日にちを指定してくること。 しかも通知の猶予は1週間ちょい。 申請から2−3週間後に通知がくることはあらかじめ分かっていたので、アニマルズのお世話の段取りは準備済みでしたが、それでも日にちが確定してから航空券やホテルの手配などをすることになるため大変です。 まったく米国移民帰化局改め国土安全保障省もややこしいことやってくれます。 各国の大使館内が不可侵権を持ってるなら、そこでいいじゃないよ、ぶーぶー。

指定された日にちの予約時間は誰でも朝の8時です。 20分前に行ったのに結局8時にならないとセキュリティを通してもらえず、待っている間に隣に並んでいた法廷記者のおじさんと仲良くなってしまいました。 この人がまた良い人で、思わぬ楽しいひとときだった為、アメリカ人の良い所はひとえにこういうフレンドリーなところだよなぁとしみじみ思わされました。

フレンドリーと言えば、国土安全保障省のお役人もかなりフレンドリーでした。 

「どこに住んでるの? ロンドン? きゃー、どんな感じ、どんな感じ? あら、そのマニキュア素敵!」

みたいな極めて親し気な雰囲気の中(たまたま担当者がそうだったわけではなく、接した人それぞれみんなかなり好意的)、30分もせずに全てのプロセスを終えたのでした。 これだけの為に2回目来たんかいっと、ちょっと拍子抜け。 

拍子抜けと言えば・・・前回の入国審査を思い出します。 前述のように結婚式で渡米ついでに3度目の再入国許可証の申請をしに来たわけですが、実はその時点では2度目に取った再入国許可証の期限が切れていました。 「もしかしたら別室行きかも・・・」と緊張しつつ、ダンナの仕事の証明書や弁護士とのやりとりのメールのプリントアウトなどを持参して来る質問に備えていたのに、審査官の第一声は渡航目的でも許可証切れの説明要求でもなんでもなく、私の名前に関する冗談。 実は私の姓は、アイルランド系の名前と間違われることがよくある姓です。

「君はアイルランド人なの?」

というよくあるジョークに

「そうなの。 私の父はアイルランド人なの。 そばかすと赤毛が見えない?」

とよくあるジョークで応えたら、終始アイリッシュ・ジョークの審査となりました。 最後におざなりに

「この再入国許可証切れてるね」

と言われたので

「そうなんです。 でも今再申請中で・・・」

と説明し始めたら

「期限が切れて6ヶ月以上経ってるからこれは没収しないといけない決まりなんだ。ごめんね。でも、また取ればいいから。 じゃ、良い滞在を!」

で終了。 えー、これだけ?という感じ。

同じ状況でも、私がアラブ系だったりヒスパニック系だったらきっと対応が違ったのだろうと思います。 そう考えると、第二次世界大戦前の日系人の苦労に思いを馳せたりして。 市民生活の安寧は政治の沙汰次第と言うことですね。


おまけ:

すっかり秋支度のとあるレジデンス in アッパー・ウエスト・サイド。 気合い入ってる〜。


ああ日常
このところ強風豪雨続きだったロンドン地方。 11月を過ぎると、暗くて寒くてしかも雨が多い季節になるとは聞いていたけれど、う〜む、確かに。 アメリカでは降水量の多いシアトルが鬱病患者数全米一という話だけれど(真偽未確認)、イギリスも冬場は鬱になる人が多いかもしれません。


やっとカラッと晴れたので、いざ公園へ!


しばらく蟄居状態だったケリーズも、やっと足が伸ばせて嬉しそうです。



家では・・・



ゾーイさん、久しぶりに光合成中。



時折さくら怪獣の襲撃に遭うものの、日だまりに吸い寄せられています。



一方、暑がり大猫は微妙に日向を避けてお昼寝中。

我が家の日常が戻って来たなぁという感じです。




ハハ帰宅
ハハ帰宅しました。

ケリーズは、頭の血管が切れるんじゃないかと心配させられるくらいの大興奮歓迎ぶりで、ハハちょっと満足。 それが数時間続くと、さすがに「もういいから落ち着け、ドードー」という気持ちになりましたが、それでもやっぱりちょっと嬉しかったりして。 

ダンナ曰く、最初の数日間は特に、普段より手厚い帰宅時歓待を受けたそうで、週1で来てもらっているお手伝いさんにも「全然側を離れなくて、帰る時に困った」と苦笑混じりに言われました。 なんでも掃除の間中ずーっと各部屋各階について来たそうで、玄関(=建物内)を開けると一緒に行こうと先に飛び出してしまい、なかなか帰れなかったんだとか。 

ダンナは「ちゃんと面倒見れたよ」と自慢気で、「でも、たった5日のうち2日も2回目のお散歩とゴハンあげを頼まなきゃいけなかったんだよねぇ」と指摘したら、「父子家庭って大変なんだよ! 僕は頑張ったし、良い仕事をしたと思う!」と力説してました。 確かに翌日にはもう真夜中の帰宅だったし、仕事と家庭の両立は周りの助けなしには無理ですね。 「良く出来ました」のハンコ押しときました。


にゃんズは、帰宅するなりごはんモードで爆食したかと思うと、お疲れモードに突入し一日中爆睡。 

トビーはよっぽど気疲れしたのか、血尿が出てしまいました。 これは、昔からストレスがかかると発生し得る一過性の変調で、食餌にクランベリーの粉末を混ぜるなどして尿を酸性化させるとすぐに治ります。 今回もその手で問題は即解決し、2度目の血尿はなかったため、ストレス性だったようです。 心と体は直結してるんですねぇ。 ストレスをかけさせてしまうのはどうしようもないことなので、普段から変化に強いように育てているつもりなんですが、いかんせん、繊細な気質を変えることは出来ないようです。 もう、アフターケアで勝負するしかありません。





そんなに線が細いようには見えないのにねぇ、ハァ〜。



「見た目で判断しないで欲しいにゃん」

とりあえず、生活リズムが元に戻ってみんな一安心な我が家です。








「さくらもやっと安心して寝れるよ〜、ホッ」

(留守番の間中ドアの前に貼り付いて頑張っていたようです。)



おまけ:「お腹が空いたにゃーん」のトンちゃん


片付いてない部屋の様子には目を瞑って下さい。



お留守番

さて問題です。 

ここはどこでしょう?



正解は "cattery" 。 イギリスで言う猫の預かり施設で、只今ハハ道行き中につき、我が家のにゃんズが逗留中の施設です。 ここはあえて「猫キャンプ」と呼ばせていただきます。



「何がキャンプよ。刑務所の間違いじゃないの?」 

ちょっとおかんむりのゾーイさん。 無理もない。 


ケリーズは住み慣れた我が家で面倒を見てもらっているのに、何故ににゃんズが出て行かねばならないのか。 普通は反対だろっとお思いかもしれない皆様。 それはひとえに大猫トビーのせいなのでございます。

トビーは、私がいなくなると、ほぼ確実にソファやベッドで粗相を始めてしまうグレた猫なんです。 東京在住の頃のように面倒を見てくれるのが実母であれば対処も頼めるのですが、他人やダンナではそうもいかず、キャンプ送りは不本意ながらも窮余の策なのです。(他所では粗相はしません。) 何も(その類の)悪いことはしないゾーイにとっては、単なるお付き合い同行なので迷惑な話なんですよね。


でも、色々と猫達が退屈しないような仕掛けがしてある至れり尽くせりな施設なんですよ。 例えば、外に見える建造物は近辺に出没する野生のウサギ用の小屋なんだそうです。




猫テレビ付きで良かったね〜、トンちゃん達。エンターテイメントもバッチリじゃない!


「そうなのかな?」


これは敷地内の道路側の個人部屋。 

この中にいるまだ1歳にもならないくらいのキジ猫ちゃんがとにかく愛嬌たっぷりで、目が合うとガラスの前で踊ってくれたので、ペットショップで一生懸命自分をアピールしているコを眺めているような複雑な気持ちになりました。 

このコは誰かの大切な家族の一員だからこそここにいるんだよね、ウチのにゃんズと一緒なんだよね、とは思っても、それでも淋しいんだよね〜とも思うと、ウチのにゃんズのことも含めて、やはりちょっと罪悪感を感じてしまいましたよ。 ゴメンよ、にゃんズ。(でも、トビーのせいだかんね。)

今年で既に3回目となる猫キャンプ体験。 我が家のにゃんズも人懐っこいのがせめてもの救いです。 可愛がられるようにするんだぞー。




ケリーズはと言うと、ダンナと友人に面倒を見てもらっています。 


ダンナが普段より早起きして散歩に行き、ゴハンを食べさせてから出勤。 お昼時に友人が最低1時間の散歩(バイト)。 ダンナが夕方帰って来てからまた散歩。 時間通りに帰って来れない事態が発生したら、お昼の散歩を担当してくれている友人と出来るだけ早めに相談すること。
 
そういう指示の下、今のところ問題なく過ごしているようですが、ダンナ曰く「父子家庭って大変だよ」だそうで、余裕がなさそうなのが気になります。 こちらとしては、とりあえずたった5日間のことだし頑張ってくれぃ、と祈るしかないのでした。 嗚呼、心配・・・。


猫キャンプはこちら:The Elm Tree Pet Hotel



Trick or Treat!
先述のように、今年の我が家のハロウィーンのコスプレ by アニマルズは「犬のお巡りさんと囚犬」でした。


ケリーブルーの集まりでもお披露目出来たけど、やっぱり当日に街を歩かなきゃわざわざハロウィーンの衣装を着せる意味がありません。 知らない人のお家をノック出来るわけじゃないけれど、街に買い物に出れば人目にも触れるしクッキーを置いているところもあるだろうと、ちょっと長めのお散歩に繰り出しました。


普段ならハイド・パークに直行で、しかも人気の無い静かな通りを好むのに、この日ばかりはわざわざ観光客で賑わう週末のポートベロ・ロード(ノッティング・ヒルにあるロンドン随一の古着/骨董市)を通ったり、ショッピングしたりしながら、ゆっくり歩き回りました。

しかし、イギリスではハロウィーンはまだまだマイナーなものらしく、あちこちのお店でハロウィーンの装飾が施されているものの、コスプレしている大人も子供も犬も余りおらず、ケリーズへの反応も薄いものでした。(日本と同じくらい?) やっぱりハロウィーンはアメリカンなものなんですねぇ。



Aesop は床中落ち葉が敷き詰めてあって、店内秋仕様。 とってもアーティスティックですが、実際問題として、犬連れではキケン過ぎて入れませんっ。

コスプレ好き(?)の我がケリーズもさすがに帽子は嫌なようで、すぐに首を振って外してしまい、お付きはひっきりなしの衣装直しにてんてこ舞い。 人間より犬が大変そう? いえいえ、小さな試練は大きな訓練への一歩なのです。 ニンゲンの楽しみだけじゃないんですよ。 本当ですってば〜(笑)。

この日は結局友人まぁちゃん&ぎゃりさんのお家にトリック・オア・トリートしに行き、犬連れOKのガストロ・パブでディナーの運びとなりました。 割と良く行くパブなので、お店の人や常連さんにはウケが良く、わざわざケリーズにコスプレしてもらった甲斐もあった・・・かな?(笑)

↑これは全然関係ないパブですが、ほら、ちゃんとハロウィーン仕様になっているでしょう?

イギリスでハロウィーンが祝われだしたのはここ数年のことなんだそうで、毎年少しずつ受け入れ度が高くなってきているという話なので、来年にはワンコスプレへのウケももっと良くなっているのかもしれません。 来年は何にしよう・・・。



ケリー・ブルー・ファン・デー
まだ前回の旅行記の途中なんですが・・・

急遽、ひとりで東海岸にとんぼ返りすることになり、しかもまた同じ場所を再訪することになってしまったので、旅行記は中断することにしました。

と言うわけで、話題一転。

バークシャー州ホーリーポートで行われた、The Kerry Blue Terrier Association(ケリーブルーテリア協会)の Fun Day に参加してきましたよ。 

すごーく遠い所に行ったような言い方ですが、ロンドンから車で30分ほどの「郊外」です。

ズラッとケリーズ勢揃い。

イギリスでもケリーブルーは珍しい犬種な為、これだけ一堂に会す機会もそうそうないようで、この Fun Day に参加して初めて他のケリーに会った!と興奮している人達もいました。 我が家から数百メートル四方圏内にはケリーが4頭(ウチの2頭も含む)いるんですが、凄い確率の偶然なんですね〜。 ちなみに数キロ圏内だと、知っているだけで8頭いるんですよ。


ケリー協会主催のイベントなのでメインはドッグ・ショーですが、ショーに出る出ないは関係なく、全てのケリーファンが楽しめるようなイベントがてんこ盛りでした。

例えばイギリスの美しい田舎道のお散歩。


例えばソーセージ・レース。 直線上にソーセージを6つくらい等間隔に置いて、それを全部早く食べ終わった方が勝ち、というパン食い競走ワンコ版。


↑ ルイが余りにも興味を示したので参加してみたら・・・


相手が全部食べ終わった頃、まだ2つ目を食べていました・・・。 ルイが食べ歩きが出来ないタチなことを完全に忘れてましたよ。 ルイは一度に2つのことが出来ないコなんです。 これは絶対さくらの方が適材適所でした、失敗。


さらに、ルイはレスキュー犬のカテゴリーでショー・ドッグ初体験。 あくまで「真似」ですよ、真似。 


人に触られると嬉しくってジッと出来ないホスト犬。 興奮してクルクル回ってます。


ダンナもショー・ハンドラー初体験。 ごくろうさま。



ルイの初ブルー・リボン。 
2頭中の2等賞でした。(爆)

お昼時、ご近所さん達と会場を抜け出して、近くのパブに飲みに行ったりと、色んな意味でイギリス的なこのイベント。 しかも、更にイギリス的だな〜と思ったのは、実はこのご近所さん達とは知り合って8ヶ月にはなるのに、今回初めてお互いの自己紹介をして、プライベートな話までしたこと。 

もちろんお互いの犬の名前は知ってるし、お散歩の途中で会えば当たり障りの無い会話くらいはしてきたんですが、イギリス人って相手に踏み込むのも踏み込まれるのも時間がかかる国民らしく、今回「同じクラブに属している」という近親感が手伝ったのか、ようやく「たまに会う人」から「知り合い+」のカテゴリーまで引き上げられた手応えがありました。 アメリカ人とだったらこのプロセスにかかる時間は・・・数日かもしれません。 

左からジャスパー、ルイ、インディゴ。 人呼んで、「ケンジントン&チェルシー・ボーイズ」です。(悪いコさくらは放牧不可。) ジャスパーはまだ2歳なのに、近所の大通りでも綱無しで歩いてるお利口さんなんですよ。


イベントが開かれたホーリーポートは、裕福なアッパー・ミドル・クラスの町らしく、美しい家々が立ち並び、

馬牧場も数多くあるのか、馬に乗った人達をひっきりなしに見かけました。 ウィンザーには、かの有名な王家所有のアスコット競馬もあるし、馬に縁の深い土地柄なのでしょうか。 なんにせよ優雅〜。

ワインで気分も良くなった後は午後の部です。 さくらはアジリティに挑戦。


実はアジリティのレッスンを始めたばかりのさくら。 この Fun Day で2度目のアジリティ体験、さぁいかに。


ジャーン。 勇敢さくらはこんなひしゃげたトンネルだってへっちゃらだし、

ジャーンプ!だって、ほらこんなに軽やか。(実は私のタイミングが悪く、後ろ足で思いっきりハードルを蹴っちゃってるんですが。) 「エラいっ、さくら! 凄い、さくら! 天才、さくら!」と、悪いコさくらがこんなに褒め千切られる場面が他にあるでしょうか。 


ハロウィーンのコスチューム・コンテストもありましたよ。


皆さん、張り切ってます。


我が家のケリーズも張り切ってますよ〜。 さくらは「犬のお巡りさん」で、ルイは囚人ならぬ「囚犬」。 去年はルイが「天使」でさくらが「悪魔」だったので、今年は善悪の役柄を入れ替えてみました。 キャラクター的には、真逆なんですけどね。(笑)


ケリーブルーの世界はまだまだ初心者の私達ですが、イギリスで初めてこんなにケリー三昧な日を過ごせました。 楽しかった!



東海岸紀行:メリーランドでエアデール・フィックス
マンハッタンの次に向かったのは、車で4時間かかるメリーランド州。

(注:↑ ー をクリックして、少し小さくして全体像を見ると分かり易いです。)

メリーランド州と言えば、首都ワシントンDCエリアの郊外というイメージがありますが、それはチェサピーク湾の西側、ウエスタン・ショアの話。 私達が向かったのは、未だ農地が多く残るのどかな田園地帯である東側、イースタン・ショアでした。


いきなり道路に飛び出して来る鹿の群れを警戒しつつ、美しいカントリー・レーンを走ること数時間。 メリーランド州は独立戦争前は南部の植民地だったため、黒人奴隷達が生産を支えた大農場(プランテーション)が数多くあったところです。 私達の目的地近くにも、とある有名なプランテーションが同一族の子孫に受け継がれており、その近くには、解放奴隷が定住し作った町も残っているので、アメリカの中でも、奴隷の子孫と奴隷所有者の子孫が未だ近接して暮らしている珍しい地域としても知られています。


そんな歴史はさておき、私達の目的地、今は亡き愛犬テディの心の故郷 Camp Woof に到着です。 "Camp Woof" とは、テディの親友 Woof ちゃんの別荘のことで、テディも Woof も亡き今、ガールズの弟分、Bearcat がひとりで砦を守っています。


テディが Camp Woof に遊びに来ていた頃はまだまだ若輩モノだったベアキャットも、もう9歳になりました。 月日の流れを感じます。


Woof のママとパパに出会ったのは、かれこれ12年ほど前のこと。 テディと毎日訪れていたワシントンDCの公園で同じく常連さんと話し込んでいたところ、「誰か向こうからブンブン手を振ってる人がいるけど、知り合い?」と聞かれ、「ううん、全然知らない人」と答えながらも、あちらが連れているエアデールのシルエットにつられて思わず一生懸命手を振り返してしまったのが始まりでした。 

Woof とテディは年齢が近かったせいもあり、あっと言う間に大親友の関係に発展し、それと共にニンゲン達の友情も育って行きました。 どれだけテディとWoof の仲が良かったかと言うと、私がワシントンDCに住んでいた頃は、週に2−3回はお互いの家でプレイ・デートをセッティングし、お互いが留守する時は1ヶ月だろうがなんだろうが預かり、私達の結婚式では Woof はテディと共にフラワー・ガールズの役を務めたほど。 しばらく一緒にいた後は、テディも Woof もひとりになった途端どんより落ち込んだもので、また遊べるようにすぐ手配しなきゃならないくらい、お互いのことが大、大好きでした。


ちなみにテディと Woof がイースタン・ショアでよく遊んでいたのはこんな場所。 ここは、チェサピーク湾に面した広大な土地です。


岸付近は1mもないくらいの浅瀬が続いていて、干潮時には中州が出来、野鳥の溜まり場となるため、狩猟犬には刺激的な場所でもあります。 実際、秋場から冬場にかけては長い間狩猟地として使われて来た土地でもあり、鹿猟や水鳥猟に最適なんだそうです。 

都市居住者の感性では狩猟行為に余り良い感情は持てませんが、狩猟はこの辺の人達にとっては生活の一部です。 自然のサイクルが歪められた現代においては、野生動物の頭数抑制において必要な行為でもあります。 かと言って、自分では絶対に動物を撃ったりは出来ませんし、見たくもないですけどね。 肉食を是としながら屠殺の実状を知りたくないと言っているのを同じでしょうか。 


今のこの時期はちょうど鹿猟が始まる頃なのですが、ここ数年はオーナーの事情により狩猟は許されておらず、農地としてだけ使われています。

水辺から少し入ると延々と続く大豆畑。 年によってはこれが小麦だったりとうもろこしだったり大豆だったりします。 周期的に違う農作物を栽培する輪作を行うことによって、土壌の栄養バランスが保たれるのだそうです。

小麦と大豆の違いも、アヒルと雁の違いも分からない(どっちも全然違うだろっ)ダンナにとっては、「ふーん」なだけな事実なんですが(苦笑)。


この近くに住むエアデールのエリーと再会。 エリーのママとパパとも単に道でエアデール連れという理由だけで知り合った仲です。 

元々はNYで化粧品関係とファッション関係のお仕事をされていたのですが、退職後イースタン・ショアでB&Bを始めたというパワフルなカップル。 犬との暮らしは色々な人との貴重な出会いをもたらしてくれます。




ワシントンDCを離れて10年以上経った今でもイースタン・ショアに縁があるのはテディがいたからこそで、人生におけるたった一つの選択が、水中に投じた石のように人生に輪のような水紋を広げるんだなぁと思うと、ちょっと感慨深かったりします。 




東海岸紀行:ニューヨーク編
秋涼爽快の頃。 ニューヨーク州はロング・アイランドに行って参りました。

(注:↑ ー をクリックして、少し小さくして全体像を見ると分かり易いです。)

やって来たのはマンハッタンから(混んでいなければ)車で2時間半ほどの距離にあるイーストハンプトンと言う海辺の町。 

ハンプトンズと言えば、NYのお金持ち達の避暑地として有名で、その中でもイースト・ハンプトンは、スティーブン・スピルバーグやビリー・ジョエルやエスティ・ローダー一族と言った超ド級のリッチ・アンド・フェーマスが集うイメージ。 町の中心地にはマンハッタンの高級食材店シタレラや、ティファニーやエルメスと言った有名ブランドの店が軒を連ね、ラルフ・ローレンはジャケット1着4,000㌦というオソロシイ値段のラインアップを揃える、そんな町。

そんな華々しい町に遥々やって来たのは、友人じぇ美&アレちゃんの結婚式に出席する為でした。 晴れ渡る秋空の下、海を臨むレストランにて、輝かしい人生の一歩を踏み出したニュー・カップル、おめでとう!


じぇ美は日本に長く住んでいたハンプトン出身のアメリカ人で、アレちゃんはローマ出身のイタリア人。 出席者は、アメリカ人大半(東京組も含む)、イタリア人大勢、日本人多数、その他チラホラぐらいの割合で、私達にとっては、東京時代の同窓会の趣もなきにしもあらず、懐かしい顔ぶれが勢揃いした楽しいイベントとなりました。




さて、こちら宿泊先。

町の中心から徒歩10分という好位置にあるB&Bで、まるで友人の別荘に遊びに来ているかのような気楽さと、いかにも海辺のコテージという雰囲気が大変チャーミングでした。

ここは居間。 窓際のテーブルで朝ご飯を食べます。


ベッドルームとバスルームもキュートでしょ♥ 

相部屋だった友人Mとダンナはこのバスタブを嫌って、隣室のシャワーを借りに行ってましたが、私はこれで全っ然オッケー。 いろいろと不便さを強いられるイギリス生活のおかげで文明の利器がなくてもオッケーな体になってるのか・・・とはちょっと言い過ぎか。(笑) 


77 Pantigo Road  
East Hampton, NY 11937  
631-324-1815




ちなみに友人M(香港在住)と私は時差ボケの為、毎朝5時には目が覚めてしまい、まだ真っ暗で誰も起きていない静かな早朝をスタバで過ごす日々を送りました。 イースト・ハンプトンのスタバったら早朝5時半から開いているんですよ、素敵過ぎです。 B&Bの朝食は朝の9時からだったんですが、カフェイン無しの朝の4時間なんて、耐えられませんって。

そんなこんななハンプトンズを後にして、次に向かったのはNY市はマンハッタン。


宿泊先はミッドタウン、44丁目(六番街と五番街の間)の Hotel Iroquois。 丁度マンハッタンの真ん中で交通の便が良く、ロックフェラーセンター(上写真)へは徒歩5分という、五番街近辺でショッピングするには最適な立地条件のホテルです。 



随分前はバジェット・ホテルだったそうですが、今では立派に改装され一応四つ星ホテルの仲間入りを果たしています。 サービスも良く設備も充実していて快適快適♪


高級品か安物しかないと嘆いている香港在住の友人Mと、常日頃ポンドの強さに辟易させられている私は、ここぞとばかりにミッドタウンを縦横斜めに駆け回り、アメリカの安さと品物の豊富さに感激の念を新たにしつつ、ショッピング三昧の1日を送ったのでした。 何を買ったかって? 靴からキッチン・スポンジ(何故かイギリスには適当なのがない!)まで、色々です。 

夜は、東京卒業組のT&Aを迎え、またもや東京チームで盛り上がり、Rosa Mexicano at Lincoln Center で大好物のワカモレを堪能した後、近くの The Empire Hotel のラウンジに飲みに行きました。 このホテルも最近改装されたばかりで、昔のちょっと裏ぶれた雰囲気とは段違いになっていてビックリ。 いやはや、この5年でNYも変わったなぁ。

これは変わらず。

おまけ:

五番街のアバクロンビー&フィッチの入り口に妙に人が群がっていると思ったら、半裸の男性モデルが立ってました。 秋なのにご苦労さまです。


次回に続く・・・>


さくら3歳!
秋色日毎に深まる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 日本ではそこかしこに金木犀の香りが漂う季節ですね。 

さてさて、随分とご無沙汰してしまいましたが、実はアメリカは東海岸に行っておりました・・・が、紀行記の前に、まずは10月11日をもって「さくら3歳になりました」のご報告です。

Happy 3rd birthday, little girl!


これで "The Terrible Twos"(魔の2歳)ステージから脱出だといいのだけど。


例年通りちゃんとパーティ・ハット着用でしたが、撮影時間が夜だった為、ハット着用の写真はことごとくどれもブレブレ。 嗚呼、もっといいカメラが欲しい。(←着眼点が違うって?) 


しかも、さくらは余りジッと出来ないコなんですよね〜。



「早く食べたいのに〜。ね〜〜〜、ま〜〜だ〜〜?」



「お願い、お願い、お〜ね〜が〜い〜〜〜」 

ルイは全く動いてない事実にご注目下さい。

ケーキはもちろんマッハの速度で無事完食。 お次はプレゼント贈呈です。 


ショッピング天国アメリカ帰りですから、勿論色々買ってあります。 本当はもっとあるんですが、破壊魔さくらには、とりあえず一番頑丈そうなこの2点を進呈することにしました。






さぁ、さくらちゃん、どっちを選ぶ?






「こっちー!」



迷わず "Kong Extreme" という顎の丈夫な犬用に開発された究極的に頑丈なオモチャに走るさくら。



「んしょんしょんしょ、ガジガジガジ。 これ、かった〜い」 

もう一つの青い方は物の5分で制覇されましたが、この黒い方はさすがの耐久性で、ライオンの顎にも耐え得るかもの強靭さ。 破壊工作員にはおススメです。


旅行の都合で実はさくらの実誕生日をミスってしまったのですが、1週間遅れでもムクれないのがワンコの良いところ。 でも、やっぱりごめんね、さくらちゃん。




忠犬
さくらが犬泥棒を警戒しています。

  「ヤダ、行かないよ!」

パパですが。


とある週末のこと。 一緒に公園に行った後、私だけが一足先にバスで帰ることになりました。 とどのつまりは誰でも良いルイは全く問題なく素直に状況を受け入れましたが、納得しなかったのがさくら。

「ママを忘れてるよ!」とばかりに、帰り道ずーっと後ろを振り向き振り向き抵抗していたそうです。 おかげでダンナは通行人から変な顔をされ、あるおばあさんからは

  「これは、アナタの犬なのよねぇ?」

と犬泥棒嫌疑までかけられたのだとか。(笑)

亡きテディも全く同じだったことを思い出しながら、オンナのコ達の方が忠義の心に厚いのかなぁと思ったりしたワタシですが、ダンナに言わせると

「そうじゃなくって、ルイが僕に忠実なの!」

なんだそうです。









「ママ〜、早く早くぅ。さくら、盗まれちゃうよぉ」





二頭のこのボディランゲージがそれぞれの関係を物語っていますね。