旅行記:お役所仕事って・・・
2009.11.16 Monday
1ヶ月前に続き、再びニューヨークに足を運ばねばなりませんでした。

前回のマンハッタン入りは友人の結婚式に便乗した形でしたが、アメリカ入国ついでに、永住権(Green Card)に関するある手続きも始めていました。 アメリカ永住権は配偶者が市民だと比較的簡単に取得でき、私自身は7年前に入手済みです。 しかし国外在住の場合、永住権を保持する為には半年毎の入国が必要になります。(以前は1年毎だったようですが、今では半年毎と言われています。)されど、渡世のしがらみの多い暮らしの中で、当面の間、無期限的に半年に1度のペースで家を空けるのは誰にとってもそう容易なことではないと思います。
入国頻度が1〜2年に1度でいいように再入国許可証(reentry permit)と言うものを取得することが可能ですが、それには「アメリカ国内に居住する意思があるものの正当な理由があって国外に居住している」事実を証明する必要があり、その申請はアメリカ国内滞在時でないと出来ない決まりです。
私の場合は、アメリカ市民である配偶者の仕事の都合で国外に住んでいるという事実関係が十分な証明になり、申請すれば再入国許可証は発行してもらえる立場にいますが、まずはアメリカ国内まで足を運んで申請しなければならないのに代わりはなく、前回入国したついでに申請したというわけです。
しかし、今回はそれで終わりではありませんでした。 過去5年間で2度再入国許可証を申請し発行してもらった時とは違い、今回はバイオメトリック・フィンガー・プリンティング(生体認証指紋採取)と言うものを要求されたのです。
最近アメリカに旅行したことがある方なら、入国審査で右のようなハイテク器械に指紋を読み取られた経験があるはずですが、同じものです。 永住権を取得した7年前はまだ黒インクべったりの指紋採取法だったため、データベースの一新を図っているのでしょう。(画像はインターネットから拝借)。それはいいんですが、問題なのは、米国移民帰化局改め国土安全保障省が指紋採取の日にちを指定してくること。 しかも通知の猶予は1週間ちょい。 申請から2−3週間後に通知がくることはあらかじめ分かっていたので、アニマルズのお世話の段取りは準備済みでしたが、それでも日にちが確定してから航空券やホテルの手配などをすることになるため大変です。 まったく米国移民帰化局改め国土安全保障省もややこしいことやってくれます。 各国の大使館内が不可侵権を持ってるなら、そこでいいじゃないよ、ぶーぶー。
指定された日にちの予約時間は誰でも朝の8時です。 20分前に行ったのに結局8時にならないとセキュリティを通してもらえず、待っている間に隣に並んでいた法廷記者のおじさんと仲良くなってしまいました。 この人がまた良い人で、思わぬ楽しいひとときだった為、アメリカ人の良い所はひとえにこういうフレンドリーなところだよなぁとしみじみ思わされました。
フレンドリーと言えば、国土安全保障省のお役人もかなりフレンドリーでした。
「どこに住んでるの? ロンドン? きゃー、どんな感じ、どんな感じ? あら、そのマニキュア素敵!」
みたいな極めて親し気な雰囲気の中(たまたま担当者がそうだったわけではなく、接した人それぞれみんなかなり好意的)、30分もせずに全てのプロセスを終えたのでした。 これだけの為に2回目来たんかいっと、ちょっと拍子抜け。
拍子抜けと言えば・・・前回の入国審査を思い出します。 前述のように結婚式で渡米ついでに3度目の再入国許可証の申請をしに来たわけですが、実はその時点では2度目に取った再入国許可証の期限が切れていました。 「もしかしたら別室行きかも・・・」と緊張しつつ、ダンナの仕事の証明書や弁護士とのやりとりのメールのプリントアウトなどを持参して来る質問に備えていたのに、審査官の第一声は渡航目的でも許可証切れの説明要求でもなんでもなく、私の名前に関する冗談。 実は私の姓は、アイルランド系の名前と間違われることがよくある姓です。
「君はアイルランド人なの?」
というよくあるジョークに
「そうなの。 私の父はアイルランド人なの。 そばかすと赤毛が見えない?」
とよくあるジョークで応えたら、終始アイリッシュ・ジョークの審査となりました。 最後におざなりに
「この再入国許可証切れてるね」
と言われたので
「そうなんです。 でも今再申請中で・・・」
と説明し始めたら
「期限が切れて6ヶ月以上経ってるからこれは没収しないといけない決まりなんだ。ごめんね。でも、また取ればいいから。 じゃ、良い滞在を!」
で終了。 えー、これだけ?という感じ。
同じ状況でも、私がアラブ系だったりヒスパニック系だったらきっと対応が違ったのだろうと思います。 そう考えると、第二次世界大戦前の日系人の苦労に思いを馳せたりして。 市民生活の安寧は政治の沙汰次第と言うことですね。
おまけ:

すっかり秋支度のとあるレジデンス in アッパー・ウエスト・サイド。 気合い入ってる〜。






」のハンコ押しときました。
にゃんズは、帰宅するなりごはんモードで爆食したかと思うと、お疲れモードに突入し一日中爆睡。 














































ベッドルームとバスルームもキュートでしょ♥ 














